5月病とはどんな状態?
4月から転職や部署移動、転校やクラス替えなど、生活環境に変化があった方や、忙しくなった方などが
ゴールデンウィークという大型連休のあとに心身に不調を感じる状態を5月病といいます。
「学校や会社に行きたくない」「なんとなく体調がよくない」「勉強や仕事に集中できなくなった」など
5月病が悪化すると体調がすぐれない状態が続き、欠席や欠勤が増える場合があります。
誰もが5月病に陥る可能性はありますが、性格にもなりやすい方の特徴があります。
「まじめで几帳面」「責任感が強い」「悩みを一人で抱え込む」「控えめでおとなしい」「完璧主義」
「ストレス発散方法がない」という方は特に対策を知り、気を付けておきましょう。
脳内で幸せホルモンを活性化させる!!!
5月病を予防するためには、脳内で幸せホルモンと呼ばれるセロトニンを活性化させることで気分が上向きになり、
リフレッシュすることもできます。
★ストレスと疲労を蓄積しないようにする
やらないといけないことが多くても、時間を区切って息抜き時間を作りましょう
★趣味など好きなものごとに打ち込む
映画や読書などで現実世界から別の世界に飛び込んだり、無になって一点集中するような趣味があると日常を忘れられる時間を作れて、リフレッシュできます。
★運動でリラックス!
体を動かすとストレスによる緊張がほぐれてリラックスできます
★セロトニン生成を促す栄養が豊富な食品を意識して食べる
バナナ、乳製品、大豆製品、サツマイモ、いわし、雑穀などがおすすめです。ただし、カフェイン入り飲料や甘い食べ物を摂取しすぎると、睡眠や内臓機能に影響を与えますので、適量を心がけてください
★休日も規則正しい生活をする
休日もなるべく平日の生活リズムからズレすぎないように、起床、食事、就寝の時間帯を整える。
就寝前にスマホやパソコンを見ると、睡眠の質が低下して寝つけなかったり眠りが浅くなったりします。
★悩みは抱え込まず、外に出す
悩みがあるときは、ひとりで抱え込まずに誰かに相談する。
誰にも言えない時は、ノートに悩んでいることや、いつから悩んでいるかなどを書き出してみると、心が整理整頓されますよ。
5月病かな…と思ったときの対処法は?
5月病は早めに対処することが大切です。以下で紹介する「5月病の初期症状」に気づいた場合は、かかりつけの医師など、医療機関の診察を受けましょう。身体に問題がなく、不調の原因がわからない状態が2週間以上続く場合は、精神科や心療内科の受診を検討してください。放置すると心身の不調が続いて日常生活に支障をきたす場合もあります。早めに相談しましょう。
5月病の初期症状
- 食欲が落ちた ・頭痛がする ・めまいがする ・眠れない ・朝なかなか起きられない
- 風邪など病気にかかりやすくなった ・やる気が出ない ・集中力が低下した ・気分が落ち込む
- イライラする ・焦りや不安を感じる ・周囲への関心がなくなる ・学校や会社に行きたくなくなる
おわりに
自分だけが苦しんでいる!!という気持ちに陥りがちですが、周りにもストレスを抱えている人はたくさんいます!!疲れやストレスを感じることは悪いことではありません。嫌だ、苦しい・・・とそのことばかりに囚われないで、別の何か、楽しい事に意識を向けてリフレッシュしてみてください。
誰かと悩みや愚痴を言い合ったり、一緒にストレス発散することで解決につながる場合もあります!