自転車の交通違反に反則金を納付させる、「青切符」による取締りの導入を
盛り込んだ改正道路交通法が5月17日に可決・成立しました。
ここ数年、全国の交通事故の発生件数は毎年減少している一方で、
自転車が関係する事故は増加傾向にあります。
自転車は身近な交通手段ですが、悪質な違反や事故が目立っており、
その防止も今回の対応の目的となっています。
青切符って何??
交通反則通告制度 比較的軽微な交通違反の違反者に対する行政手続きです。
交通反則告知書(反則切符=青切符)を受け、反則金を納めれば刑事処分を
科されません。納めない場合は警察が検察に事件送致して刑事手続きへ。
無免許や飲酒運転、重い速度違反などは反則の対象外で、「交通切符=赤切符」
を受けて検察に送付され、刑事手続きとなります。
対象は16歳以上、
113の違反行為
16歳という年齢は、最低限の交通ルールを知っていると考えられることや、
原付き免許などを取得できる年齢であること、
電動キックボードを運転できる年齢であることなどが考慮されています。
対象となる違反行為のうち、重大な事故につながるおそれのある違反を
重点的に取り締まるとしています。
具体的には、
◇信号無視
◇例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと
◇一時不停止
◇携帯電話を使用しながら運転すること
◇右側通行などの通行区分違反
◇自転車の通行が禁止されている場所を通ること
◇遮断機が下りている踏切に立ち入ること
◇ブレーキが利かない自転車に乗ること
◇傘を差したりイヤホンを付けたりしながら運転するなど、
都道府県の公安委員会で定められた遵守事項に違反する行為
等です。反則金は原付バイクと同程度の5,000円~12,000円の見込みで、今後決まるそうです。
◆酒酔い運転
◆酒気帯び運転
◆スマホなどの使用で危険を生じさせた場合
◆あおり運転
のような、特に悪質な違反は従来どおり、「赤切符」です。
日頃から、安全運転を心がけて運転しましょうね!
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